オランダの建物(再利用)事情=世界最高のクライミングスポット

New Student Housing at the University of Twente

東京オリンピック追加種目で注目されるクライミング。

 

実は最近になって注目を集めるようになったのは日本だけで、世界ではもう何十年も昔から、多くの人に親しまれているのです。

 

国際大会としてはIFSCが主管するワールドカップは1988年に始まり、毎年5~10戦程度を世界各地で転戦。

 

年間優勝者が毎年決定しているのです。 

 

では、世界ではすでに親しまれているといいましたが、どのくらいかと言うと・・・?

 

今回はオランダでの事例をご紹介します。

 



 

東京オリンピック追加種目で注目されるクライミング。

 

実は最近になって注目を集めるようになったのは日本だけで、世界ではもう何十年も昔から、多くの人に親しまれているのです。

 

国際大会としてはIFSCが主管するワールドカップは1988年に始まり、毎年5~10戦程度を世界各地で転戦。

 

年間優勝者が毎年決定しているのです。

 

 

そして世界選手権。

 

こちらは1991年から始まった大会で2年に一度、開催されています。

 

実は日本にワールドカップの大会がやってきたのは1991年。

 

東京都国立代々木競技場の特設ウォールで行われたのです。

 

 

では、世界ではすでに親しまれているといいましたが、どのくらいかと言うと・・・?

 

 

今回はオランダでの事例をご紹介します。

 


New Student Housing at the University of Twente

New Student Housing at the University of Twente

 

 

オランダのエンスヘーデという町にあるのがTwente大学。

 

その学生寮の外壁がロッククライミングスポットになっているのです。

 

9階建ての学生寮は、高さ約30m。

 

本格的なクライミング練習が可能な高さで、日本国内にはこれほどの人口壁はありません。

 

2500のホールドが付いた壁はオランダでも2番目に高い壁で、存在感バツグン。

 

 

何故こんなに大学がクライミング壁に力を入れているかと言うと、世界的にも有名な山岳部を保有しているためです。

 

オランダのクライマーの多くはこちらの大学で学生時代を過ごしており、現在プロクライマーとして活躍されている方ばかり。

 

またオランダでは、近年、建築物の一つとしてクライミングウォールを作ることがちょっとした流行になっている背景もあります。

 

その代表的な例を次にご紹介しましょう!

 

学生寮のクライミングウォールがある側には、フィールドも設置。

 

サッカーは余裕でできる広さです。

 

 

学内にもう一つ、クライミング練習施設があるのです。

 

低い壁を利用したボルダリングの壁です。

 

ボルダリングはロープを使用せず、自分の身だけで、3~5mほどの壁を登るクライミングの種類です。

 

 

確かに高い壁だと、安全面への配慮やハーネス・ロープの用意など、準備が必要ですが、ボルダリングならば、クライミング用の靴のみ。

 

より多くの人が楽しむ事ができますね。

 

 

 

もちろん寮としても便利で、同じ通りにスーパーマーケットと美容室も。

 

クライミングを学生の交流ツールとしても活用されていて、有意義な学生生活を送れる事間違いなしですね!

 

 


Siloo O

Siloo O

 

先ほど↑↑でもご紹介した通り、クライミングウォールは、一つの建築物のデザインともして親しまれています。

 

そこで構想として練られているのが NL Architectsの建築プロジェクトである“Siloo O”

 

 

実はオランダ、最近こそ近代的なオフィスが並び、ホテルやショッピングモールが次々に建てられていますが、海運業界の不振や運搬手段の変革によって、円柱型の貯蔵庫「サイロ」の放置問題が浮上しているのです。

 

30年ほど放置されたサイロなどもあり、社会問題化されてきました。

 

オランダの風景の一つでもあり、産業モニュメントとして残す運動が活発化しており、集合住宅などへの再利用構想が広まっています。

 

 

その一つが“Siloo O”サイロ ですね。

 

レストランやお店、オフィスが入るビルとして活用し、その壁面が「クライミングタワー」として使えるようになるのです。

 

もちろん、内側もボルダリング壁として設備され、貯蔵庫をクライミングウォールとして使う構想が立てられました。

 

出っ張りを壁にデザインすることで、クライミング壁としても面白味が増します。

 

高さ42m

 

部分的には20mのクライミングウォール。

 

トップロープクライミング

リードクライミング

そしてボルダリング

 

地上面は緑の芝生で敷かれ、公園としてリラックスするスペースとしても利用できます。

 

 

使えなくなった建物は立て壊し。

 

とは、せずに、

 

使える施設に変更する。

 

国を代表するモニュメントとしての建築物ならば、なおさら素晴らしい精神だと思います。

 

 

観光コンサルタントをしていると、このような課題は絶えません。

 

一つの選択肢として、石田宜久はおすすめしています。

 

石田本人も、生粋のクライマーですので、観光業とのコラボレーションを一体的に進めることができる、日本で唯一の観光コンサルタントです。

 


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